その一言が逆効果?相手との距離を縮める魔法の返事術
こんにちは!
「メンタル腸活ナビゲーター・まゆまゆ」こと辛嶋マユミです。
あなたはこんな経験、ありませんか?
同僚や友人から相談を受けたとき、相手を励ましたい気持ちで「そんなに気にしなくていいよ」と返したら、微妙な表情をされてしまった……。
逆に、気まずい雰囲気になってしまった……。
実はこれ、「否定形の返事」が原因かもしれません。
心理学では、人は否定されると防御反応を起こしやすいと言われています。
相手が無意識に「自分の気持ちを軽視された」と感じることで、心の壁を作ってしまうのです。
「否定形の返事」がもたらす落とし穴とは?
たとえば、次のようなやりとりを想像してみてください。
部下:「最近、自分の仕事がうまくいっていない気がして……。」
あなた:「そんなことないよ、ちゃんとやれてるって!」
励ましのつもりで返した言葉でも、相手が「自分の感覚を否定された」と感じると、かえって距離が生まれることがあります。
今日は、この「否定形の返事」を避けることで、相手との距離を縮める方法についてお話しします。
「否定形」が逆効果になる理由
なぜ、否定形の返事が逆効果になるのでしょうか?
それは、人間の脳が否定の言葉に対して敏感だからです。
心理学では、否定的な言葉を受け取ると、脳が「危険」を感じて心を守る防御反応を引き起こすと言われています。
この反応が「自分を否定された」と感じさせ、相手との信頼関係にひびを入れる原因となるのです。
さらに、否定形の返事はポジティブな意図が伝わりにくいことも問題です。
たとえば:
- 相手:「会議でまた意見を否定されて、もう自信がなくなりそう……。」
- あなた:「そんなの気にすることないよ!」
この「気にすることないよ」は、励ましのつもりでも、相手には「自分の悩みを軽く扱われた」と映る可能性があります。
相手が求めているのは、「大丈夫」という言葉ではなく、「その気持ちを理解してもらえること」なのです。
共感を返事のベースにする重要性
コミュニケーションにおける最近の研究では、「共感」が信頼関係を築く上で非常に重要であることが示されています。
相手の気持ちを否定せずに受け止めるだけで、相手は「自分が理解された」と感じ、安心感を得ます。
これは職場だけでなく、プライベートでも同じです。
たとえば、「否定形」を使わない共感の返事に変えるだけで、コミュニケーションの質が劇的に変わります。
- 否定形の例:「そんなこと気にしないでいいよ。」
- 共感の例:「そう感じるのも無理ないよね。それだけ真剣に向き合ってる証拠だよ。」
共感を返事のベースにすることで、相手との距離がぐっと縮まり、信頼関係が強まります。
否定形を避ける具体的なテクニック
では、どうすれば否定形を避けつつ、相手に寄り添う返事ができるのでしょうか?
以下の具体例を参考にしてみてください。
相手の感情をそのまま受け止める
最初に意識したいのは、相手の感情をそのまま認めることです。
これにより、相手は「自分の気持ちを理解してもらえた」と感じます。
相手:「最近、職場の人間関係がぎくしゃくしてて、つらいんだ。」
あなた:「そうなんだ、それは本当に大変だね。どんなところが一番気になってる?」
解決策を急がずに寄り添う
相手が解決策を求めていない場合、アドバイスよりも「一緒に考える」姿勢を示す方が効果的です。
相手:「最近、毎日忙しくて何をしても空回りしてる気がする……。」
あなた:「それだけ頑張ってるんだね。少しペースを落とす方法を一緒に考えてみる?」
前向きな意図を言葉にする
励ましたい気持ちは、共感を示した後に伝えるとスムーズに受け取られます。
相手:「プレゼンが全然うまくいかなくて、自己嫌悪してる……。」
あなた:「そう感じるのも当然だよね。でも、その失敗が次のプレゼンを良くするきっかけになるかも。」
まとめ:共感を意識するだけでコミュニケーションは変わる
否定形の返事を避け、相手の気持ちに共感することで、日常のコミュニケーションは大きく変わります。
今日のポイントを振り返りましょう:
- 否定形は無意識に相手との距離を広げる。
- 共感の言葉をベースにした返事が、相手に安心感を与える。
- 解決策を急がず、「相手の感情を認める」ことを意識する。
次回の会話では、「否定形ではなく共感」を意識してみてください。
それだけで、相手との信頼関係がぐっと深まるはずです。
「共感の言葉について、もっと具体的に知りたい」
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