ついOKしてしまう心理術!?断れない頼み事の仕組みを解明!

ドア・イン・ザ・フェイスって何?

こんにちは!

「メンタル腸活ナビゲーター・まゆまゆ」こと辛嶋マユミです。

日常の中で、つい「仕方ないな」と思って引き受けてしまう頼み事ってありませんか?

例えば、同僚が「今週末に5時間手伝ってくれない?」

と聞いてきて、無理だから断ると、次に「じゃあ、1時間だけでもいい?」と頼まれる

気づけば「それなら…」とOKしてしまっていた、そんな経験がある方も多いのではないでしょうか。

このようなシーンで使われている心理術こそ、「ドア・イン・ザ・フェイス」です。

このテクニックは、最初に大きなお願いをして断られることを前提に、

その後小さなお願いをして、相手に「これくらいなら…」と妥協させる方法です。

何だかちょっと騙された気分になるかもしれませんが、

日常生活やビジネスの場面でよく使われる心理トリックなんです。

背景と効果

「ドア・イン・ザ・フェイス」の背後には、人間の「譲歩の原理」があります。

これは、相手が自分の要求を少し譲歩すると、自分も譲歩しなければならないという無意識の感覚が働くためです。

相手が最初に大きな頼みをして、それを断ると、次に提示された小さな頼みがより受け入れやすく感じるのです。

ビジネスの場面では、例えばクライアントに大きな契約を提示してから、

実際には少し小さな契約を提案することで、交渉を有利に進めることができることもあります。

最初の大きな要求を断ることで、相手は何らかの「罪悪感」を抱くことがあり、次の小さな要求には応じやすくなるのです。

最近の見解

最近の心理学研究でも、この「譲歩の原理」は、特に人間関係や交渉の場面で有効であることが確認されています。

特に、働く人たちが日々のストレスにさらされ、集中力や決断力が弱まっているときに、

このテクニックはさらに効果的に働きます。疲れているときや急いでいるときは、

相手の要望に妥協しやすくなるため、知らず知らずのうちにこの心理術に引っかかってしまうことがあります。

しかし、最近の見解としては、この方法が繰り返し使われすぎると、相手に対する信頼が失われる可能性も指摘されています。

過度に使うと、相手から「いつもそうやって頼むよね」と思われてしまうリスクもあるため、使いどころが重要です。

日常生活での応用法

さて、これを日常生活でどう応用できるか?

例えば、家族や同僚とのコミュニケーションで使えます。

あなたがプロジェクトで手伝いを頼みたい場合、最初に「来週1日まるまる空けてくれない?」と聞いてみて、断られた後に「じゃあ、半日だけでもいい?」と提案する。

このようにすれば、相手が無理を感じずに手伝いを引き受けてくれる可能性が高まります。

しかし、注意点もあります。

この心理術は、相手に圧をかけすぎると逆効果になることもあるため、あくまで相手との関係を大切にしながら使うことが重要です。

無理強いをせず、相手が「これなら協力できる」と思えるような頼み方を心がけることで、より良い人間関係を築けるでしょう。

どんなときにも使える?

さて、ここからはさらに具体的な使用例や注意点があります。

そして、このテクニックがきかない相手のタイプもあるんです。

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