えっ!?いつの間にか引き受けてしまう心理の罠とは?ビジネスに使えるローボール・テクニック
つい引き受けてしまうこと、ありませんか?
こんにちは!
「メンタル腸活ナビゲーター・まゆまゆ」こと辛嶋マユミです。
「これならできる」と思って始めた仕事やプロジェクトが、
気づいたら想像以上に大変になっていた…
そんな経験、ありませんか?
例えば、同僚に「ちょっとだけ手伝ってくれない?」と言われて引き受けたはずが、いつの間にかプロジェクト全体の責任者になっていた。
これ、実はあなたがだまされたわけではなく、心理学的なテクニックが使われている可能性が高いんです。
そのテクニックの名前は「ローボール・テクニック」。
ローボール・テクニックって何?
「ローボール・テクニック」とは、まずは相手が承諾しやすい条件を提示し、相手がその条件で一度了承した後で、
追加の要求を持ちかけるという心理的な手法です。
最初に見せた条件が「低いハードル(ローボール)」であるため、相手は簡単に引き受けやすく、
その後に要求が大きくなっても、すでに「引き受けた」という感覚が働き、途中で断るのが難しくなります。
例えば、友人に「ランチに付き合ってほしい」と頼まれた後、ランチだけではなく
その後のショッピングや用事にまで付き合うことになった経験があるかもしれません。
それがまさにローボール・テクニックの効果です。
なぜローボール・テクニックは効果的なのか?
このテクニックが効果的な理由は、私たちの「一貫性を保とうとする心理」にあります。
一度何かを引き受けたり、賛成したりすると、人はその決定を覆すことを嫌がります。
特に、一度「自分はこれに同意した」という感覚が生まれると、その後に多少条件が変わったとしても、
断ることに抵抗を感じるようになります。
また、このテクニックは日常のさまざまな場面で効果を発揮します。
ビジネスにおいても、クライアントや同僚との交渉の際に、最初は小さな仕事を引き受けてもらい、
徐々に大きな仕事を依頼することで、相手は気づかないうちに大きな責任を負うことになります。
最近の見解:ローボール・テクニックの功罪
ローボール・テクニックは強力な心理術ですが、最近の研究では、その使い方には注意が必要だと言われています。
この手法は、一度相手を引き受けさせることで短期的な成果を上げやすい反面、使いすぎると相手の信頼を損ねるリスクがあります。
例えば、ビジネスで何度もこの手法を使い続けると、相手は「この人は最初は良いことを言って、あとから条件を変えてくる」と感じ、
最初から警戒されてしまいます。
そのため、ローボール・テクニックは一度限りや、慎重に使う場面を選ぶことが大切です。
最近の見解として、信頼関係を壊さないよう、誠実さを保ちながら使うことが求められています。
日常生活での応用法:効果的な使い方とは?
では、このローボール・テクニックを日常生活やビジネスでどのように活用できるでしょうか?
ここで、ビジネスパーソンが実際に使える具体的な方法を考えてみましょう。
小さなお願いから始める
プロジェクトを進めるとき、最初から大きな責任を相手に任せるのではなく、まずは小さな部分から依頼してみるのがおすすめです。
例えば「この部分だけ手伝ってくれない?」と頼み、それがうまくいけば「じゃあ、次はもう少し大きな部分を任せてもいいかな?」と
段階を踏んで依頼します。
相手は最初の段階で「これならできる」と思って引き受けているため、その後の依頼も断りにくくなります。
誠実さを忘れない
ローボール・テクニックは、相手の心理を利用する一種の駆け引きですが、ビジネスでは信頼が非常に大切です。
誠実さを保ちつつ、相手に無理をさせない範囲でこのテクニックを使うことが、長期的な成功につながります。
例えば、最終的に求める成果や責任の範囲を曖昧にせず、できる限り正直に伝えることも重要です。
プライベートでも使える!
このテクニックはプライベートの交渉でも使えます。
たとえば、家族や友人に何かを手伝ってもらいたいとき、まずは小さなお願いから始めると、後々の大きなお願いが通りやすくなります。
たとえば、「今週末、少しだけ買い物に付き合ってほしい」と頼んだ後、
「ついでにその後、一緒に夕食もどう?」と提案することで、相手は引き受けやすくなります。
使い方に注意
さて、ここからはさらに「ローボール・テクニック」について双方の立場から考えていきます。
お願いするほうも、されるほうも気を付けることや、相手のサインを見抜く方法など・・・
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