あらためて「腸活」って大切

「腸活」というワードが定着しつつあります。

地球上の生物のなかで脳や心臓を持たない生物はいても、腸をもたない生物はいないというほど腸は、基本の臓器です。

腸は体内の免疫システムに関係しているので「腸活」をすると免疫がアップするというのです。

内側からの「腸活」は酵素がポイント

「腸活」といえば“善玉菌を増やす”というイメージがあります。

意識してヨーグルトや食物繊維をとっている人は多いと思いますが、どんなに健康によいとされる食べ物を食べても、酵素がうまく働かないと効果は得られません。

<酵素のはたらき>

・食べ物を消化吸収する

・DNAの複製や再生を行う

・呼吸をしたり筋肉を動かす

すべての生命活動に関わっているのが酵素なのです。

酵素には食べ物を分して消化吸収するときに必要な「消化酵素」と体の新陳代謝に必要な「代謝酵素」があります。

食事をすると「消化酵素」が頑張って働き、消化に負担がかかると、そのときは「代謝酵素」がつくられにくい傾向にあります。

その結果、新陳代謝が低下し低体温になったり、コリがほぐれにくくなったり疲れやすくなったりします。

酵素のはたらきには個人差がある

同じものを同じ量食べたのに、酵素の働きに個人差が出てきて結果が異なります。

これからの腸内環境を整えるためには、酵素の働きを助けるビタミンやミネラルと一緒にとる必要があります。

たとえば乳酸菌を含んだヨーグルト単体ではなく、発酵性食物繊維を含む小麦ブランを組み合わせた朝食などがあげられます。

食べる前に必要なこと

カラダはつながっています。

よい腸内環境を作るため、食べる前にまず口の中の環境を整えることから始めましょう。

清潔に保つというだけではありません。

口の外と内側の筋肉や舌を柔らかくして、しっかりと唾液を出せるようにします。

そしてよく噛むことで、食物の細胞壁がこわれて効率よく酵素が働くことができるのです。

外側からの「腸活」はお腹もみ

お腹をもんでみて痛みを感じる場所があるときは、内臓が疲れています。

胃腸のこわばりをほぐしてあげることで、体内温度が上がり、内臓の働きが活発になってきます。

そして血流が促進され免疫アップが期待できます。

ほぐす時間は、胃腸が活発に動いている食後を避けてくださいね。

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